第110回全日本剣道演武大会 ご報告
第110回全日本剣道演武大会 ご報告
森田先生八段合格
その合格率の低さから日本で最難関の試験といわれる剣道八段審査に、森田先生が見事合格(5月2日 京都審査)されました。
このすばらしい知らせは、審査員として4月末から京都に入っておられた遠藤先生に早速届き、 同宿の土屋先生、
朴先生、 京都大会参加の豊島先生、高橋さん、 加藤 、そして遠藤先生の奥様も加わり、京都で連日連夜のお祝いの会となりました。
お祝いの会の主会場となった木屋町通の
「まっつあん」には、栗田先生ご夫妻、
大松先生もかけつけてくださり、たいへん
御馳走になりました。
ありがとうございました。
八段合格にいたるまでの森田先生の手記は
7月発売の「剣道時代」他の剣道雑誌に掲載
の予定とのことです。
立合い
[錬士の部]
加藤が始めて参加させていただきました。
錬士号をいただく前から3回ほど先生にお供して京都大会は見学させていただいてきましたが、その度に、ぜひこの舞台で立合いをしたいという思いを強くしてきました。この度念願かなって演武者として武徳殿に立つことができたのも、遠藤先生はじめ諸先生方のご指導、いただいた稽古の御陰と感謝しています。
奈良県の先生にお相手いただき、まずは時間いっぱい正々堂々と試合をしたいと思って臨みましたが、小手すりあげ面で一本をとることができました。
わずか2分足らずではありますが、自分にとっては本当に価値ある時間を持てたと感じています。
錬士の部では、本山先生も演武されました。
[教士の部]
京都大会ベテランの豊島先生が参加されました。加藤は残念ながら拝見できませんでしたが、京都の先生との
よい立ち合いだったとの遠藤先生のお話でした。(注)
充実した構えから、小手、面、胴の各技を出し、豊島先生も「引き分けではあったが、気持ちよくできた」と持てるものを出し切った表情で感想をおっしゃっていました。
(注)実際のお言葉は「豊島、久々によかったぞ(笑)」でした。
[範士の部]
遠藤先生は、大阪の石塚先生と立ち合われました。
警視庁と大阪府警でそれぞれ主席師範を務められたお二人の立合いとあって、場内の視線が集中しました。
遠藤先生の見事な出がしら面、石塚先生の面に場内はどよめき、立合いが終わると両先生の素晴らしい剣道への賞賛の拍手が自然とわき上がり、「こういう立合いを見たかったんだよ」という見学者の声も聞かれました。
(加藤 記)
平成26年5月2・3・4・5日 武徳殿
遠藤先生 石塚先生の立合い